N E W S | JUNE 2009

GALLERY CONCERT


薩摩琵琶奏者・友吉鶴心×作家・橋本治『花一看』
6月27日(土)15:00/19:00
昼/夜公演ともにまもなく定員となります。ご希望のお客さまはお急ぎお申し込みください。

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24 June 2009

ART WORK

オーストリアの陶芸家トーマス・ボーレによる『ちび陶』の専用箱が、世界的なドイツのデザイン賞『レッド・ドット・デザイン賞2008』コミュニケーションデザイン部門のパッケージデザインで最優秀賞を受賞しました!
デザインはグラフィックデザイナー Kurt Dornig によるものです。

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「東京での展覧会のためにデザインされたこのパッケージには、華美なものよりも削ぎ落とされたシンプリシティを尊ぶ日本の侘び寂びの美学が視覚化されている。
作品の持つ綿密さやエレガンスを反映し、独自で洗練されたソリューションをもってパッケージとしてのクオリティを高めている。特殊な形状に折り畳まれたボール紙は花が咲くように開いて作品を引き立たせる。箱内部のボール紙の輪は作品のサイズによって広げたり狭めたりでき、作品がまるで小さな展示台に置かれたように完璧な位置に固定する。」(だいたいの訳です…)

ちび陶について >>
ちび陶の秘密 >>
ちび陶展レビュー(ex-chamber museum)>>
トーマス・ボーレ(アトリエ移転によりHPも新しくなりました!)>>
トーマス・ボーレ インタビュー >>

ちび陶はカフェにて引き続き販売しております。ぜひお手に取ってご覧ください。

19 June 2009

 

GALLERY CONCERT

6月27日(土)28日(日)には浅草・観音裏の浅間神社周辺(柳通り)にて、明治から続く「お富士さんの植木市」が開催されます。
ほおずき市やあさがお市と違って、鉢植え、野菜の苗、500円からある盆栽や苔玉、肥料や鉢など、どの屋台も個性あふれる品揃えで、見て歩くだけでも楽しいですョ!『花一看』と併せてお楽しみください。

10 June 2009

薩摩琵琶奏者・友吉鶴心『花一看』6月から始まる第7章では、作家の橋本治氏をお迎えします。

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第1回で取り上げる演目は安土桃山時代を背景にした『湖水乗切 (こすいのっきり)』。
明智家の家老・明智左馬介光俊(秀満)は、明智光秀の先鋒として本能寺を襲撃し(天正10年6月2日)織田信長を討った後、安土城を守っていました。
山崎の合戦(同年6月13日)で光秀が羽柴秀吉に破れたという報を受けた秀満は、光秀の拠点であった坂本城へと向かいます。
琵琶湖に面した坂本城へ向かう道はすでに秀吉軍の兵でいっぱい。どうする秀満…!

なんと秀満は、愛馬大鹿毛(おおかげ)を駆り、琵琶湖を泳いで横切ります!
秀満が馬の名手だったために生まれた伝説ですが、そのシーンの歌詞:

「いざや と手綱かいぐりて 一鞭当つればたちまちに
 駒はさながら飛ぶ如く ザンブと波にうち入ったり
 さしもに広き湖を 真一文字に乗り切る様
 さすがの敵も茫然と 鳴りをしずめて 見送りけり」

 ヒヒィーーン(いざ行くぞ大鹿毛!)
 バッシャーン(飛び込む!)
 ザンブザンブ(大鹿毛泳ぐ!)

琵琶の弦とバチが、この激しく勇壮な光景を表現するシーンは、秀吉軍のみなさんと同じようにぽかんと口を開けて見とれてしまう迫力です。

演奏のあとは友吉鶴心と橋本治氏による対談です。
戦乱の時代に生きた武将たちの物語をベースに、琵琶の「古典を看る」ひととき。どうぞお楽しみに!

7 June 2009