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友吉鶴心 薩摩琵琶『花一看』

第7章『古典を看(み)る』with 橋本治(作家)
第1回『湖水乗切』

2009年 6月27日(土)15:00/19:00
まもなく定員となります
入場|3,500円(+1ドリンク500円) 定員|各回25名

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六世紀半ば、仏教とともに海をわたり日本に伝来した琵琶。長い歴史のなかで琵琶は音色を変え、姿を変えながら日本人の心を奏でてきました。薩摩琵琶奏者・友吉鶴心が開く伝統と現代の融合の扉。
『花一看』第7章では、作家・橋本治氏を招き、演奏曲(約15分)と対談(約45分)をお届けします。
1994年、「不器用な男の美学」をテーマに『ヴェニスに死す』を共作した出会いから、「古典の新作」をコンセプトに『城壁のハムレット』『日本海海戦』など、十作品の琵琶音楽の作詞/作曲に取り組んできた二人。
第7章『古典を看(み)る』では、改めて薩摩琵琶の古典曲に焦点を当て、それぞれが解釈する「古典」を見つめます。
それは、現代における琵琶音楽の生き様を探求する旅でもあります。

第1回で取り上げる演目は安土桃山時代を背景にした『湖水乗切 (こすいのっきり)』。
馬の名手であった明智家の家老・明智左馬介光俊(秀満)が、琵琶湖に面した坂本城へ向かう際、秀吉軍を避けて愛馬大鹿毛(おおかげ)とともに琵琶湖を真一文字に渡ったという「明智左馬助の湖水渡り」の伝説を物語る唄です。戦乱の時代に生きた武将たちの物語をベースに、琵琶音楽の「古典を看る」ひとときです。

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橋本治
1948年東京生まれ。イラストレーターより小説家に転身。小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出等、あらゆるジャンルで精力的な活動を行う。『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作、『双調 平家物語』で第62回毎日出版文化賞を受けるなど受賞歴多数。

友吉鶴心
薩摩琵琶奏者。1965年浅草生まれ。幼い頃より様々な伝統芸能を学び、両祖父の偉業である薩摩琵琶の継承・発展を志し鶴田錦史に師事、祖父の名跡を世襲。伝わるものを正しく守り、新しいものを創り出す姿勢を志し、古典曲はもとより国内外で様々なジャンルとセッションを重ねる。近年の活躍としてNHK大河ドラマ『天地人』他、スペシャルドラマ『坂の上の雲』にて琵琶指導/出演、デーモン小暮閣下との共演による『琵琶絵巻』、作家橋本治との共作による「古典の新作」他多数。2009年9月、演奏曲3曲を収録した初のDVD発売が待たれる。
台東区<たいとう観光大使><アートアドバイザー>。日本大学芸術学部音楽科講師。

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友吉鶴心http://www.biwagaku.com