ポーレ・サヴィアーノ写真展
FROM ABOVE
Paule Saviano Photography Exhibition

20183月11日(日)〜4月9日(月)
※好評につき延長致します
12:00〜19:00(最終日は17:00まで) 火曜定休 / 3月21日、24日休廊
入場無料

 

photo: Paule Saviano

ポーレ・サヴィアーノ (Paule Saviano)は、2007年の来日以来、
広島、長崎の被爆者および東京大空襲の被災者たちのポートレイトを撮り続けてきました。
そのプロジェクトを「FROM ABOVE」と名付け、今でもその活動は続いています。

ギャラリー・エフでは、2009年3月の展示から活動を支援し、展覧会を開催してきました。
それ以降、長崎、広島、京都でも開催されており、様々なメディアに活動が掲載され話題となりました。
撮影前には、一人ひとりに向き合い、2時間にもわたるインタヴューを通して、
第二次世界大戦の核爆弾、B29の空襲を生き延びた人々の現在を写真に収めてきました。
また、その証言をテキストに収めた写真集『FROM ABOVE』も出版されました。

この度、ポーレの強い希望で浅草のギャラリー・エフに戻ってきます。
今回の展示では東京大空襲の被災者の方々を中心にヨーロッパの被災者、ノーベル平和賞を受賞した 国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のサーロー節子さん(Setsuko Thurlow)の ポートレイトを含め、16人の方々のポートレイトを展示致します。

Paule Saviano ポーレ・サヴィアーノ

ニューヨーク出身。12歳より写真を撮り始め、ファッションから風景まで、あらゆる被写体をカメラに収め、世界各地の雑誌等に作品を掲載。最終的にポートレイト撮影に専念し、歴史的事件や社会問題のメッセージを発信している。
「FROM ABOVE」はこれまでに日本、ヨーロッパ、そしてニューヨークの国連本部等多くの美術館、ギャラリーで展示されてきた。2011年8月このプロジェクトは限定版写真集として、英語、日本語、ドイツ語で出版された。世界各国で発売されたこの本は北米、日本、ヨーロッパ、オーストリアでメディアから大いに注目を集め、その後も世界中の数多くのテレビ、新聞、ラジオで特集されている。ベルリンの壁、東西ドイツの分断で多大な影響を受けた人々のポートレイトを中心にした第二作は2018年後半に発売予定。また現在は世界各地のトランスジェンダーのポートレイトを撮影するという長期的プロジェクトの準備段階である。尚、全作品はウェブサイトで閲覧可能。

www.paulepictures.com
www.paulepictures.com/blog
www.instagram.com/paulesaviano/


FROM ABOVE PROJECT について >>
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 東京大空襲記念日の公演  関連イベント
3月9日(金)10日(土)
ダンス
『3.10 10万人のことば』
鈴木一琥/カワチキララ
3月11日(日)18:00〜
うちゅうばくはつがくだん
『光のカーニバル』
紙芝居
※投げ銭制

※公演時間中は展覧会の観覧はできませんのでご了承ください。

1945年3月19日、東京大空襲から1週間後の浅草。
松屋デパートの屋上から撮影された焼け野原の風景。
隅田川に架かる手前が吾妻橋、奥が駒形橋、江戸通りをはさんで中央、
円で囲んである建物がギャラリー・エフの土蔵。

『東京空襲を記録する会』より寄贈

↓ 2006年、同じ場所から撮影