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遊興亭福し満 独演会

三遊亭圓朝 作『怪談 牡丹燈籠』
完全版連続口演<其之四>

– 圓朝が残した傑作噺の全貌を明らかにする試み –

2016年 1月17日(日)開演 14:00

入場:前売 3,000円 当日 3,200円+1ドリンク500円
定員 25名/要予約

一階席満席 二階席のみ



photo:栢野由紀子

番組
第十三回 平左衛門討たせの場(槍の闇討ち)
第十四回 新三郎受難の場(根津清水谷の怪・上)    
 (お仲入り)  
第十五回 お国・源次郎出奔の場(孝助の婚礼)
第十六回 お峯・伴蔵出奔の場(根津清水谷の怪・下)

【三遊亭圓朝の『怪談 牡丹燈籠』について】
怪談噺といえば必ずその題名が挙げられる「牡丹燈籠」ですが、現在上演されるものの殆どは、昭和の名人・三遊亭圓生師が編集したいわゆるダイジェスト版です。たとえば、駒下駄のカランコロンという場面で有名な「お露・新三郎」の物語も噺全体からみれば短いサイドストーリーにしか過ぎません。本来この噺は主君飯島平左衛門の仇討ちを果たさんとする孝助の物語[A]とお露・新三郎、お峯・伴蔵の二組の男女の物語[B]を交互に[A][B][A][B]…と上演するかたちになっており、最後は孝助の悲願成就で幕を閉じますが、圓生版ではこの[A]の物語を全て割愛しています。今回の試みは明治17(1884)年に若林坩蔵の速記により出版された「牡丹燈籠」の第1回から第21回までの全編を6回に分けて語ろうというものです。


【遊興亭 福し満(ゆうきょうてい ふくしま)】
1955年 静岡県浜松市生まれ、東京育ち。
1998年 遊興亭福し満の名で初高座。
2002年 岡山県津山市の『つやま芸術祭』に地元の江戸時代の絵師に構想を得た自作噺『飯塚竹斎』で参加。
2009年 春夏秋冬に笑門来「福」の会を開催。『怪談・乳房榎』(全編)『鰍沢』 『怪談・牡丹灯籠』(全編)など三遊亭圓朝作の噺に取り組み始める。
以後、独演会や地方公演等を活動の中心に現在に至る。