2013年 ギャラリー・エフ冬の音楽会月間『月夜の森 12』について
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12月5日(木)19:30



雲龍『一音の光り』


photo|塩澤秀樹

山梨県増穂登り窯にて作陶

『一音の光り』

十二年目を迎えられた『月夜の森』、とても嬉しいことです。

昨年私は、『月夜の森』への参加はできず、ハワイ島にお暮らしの方からお誘いを受けてハワイ島でのご神事に関わり笛を吹かせて頂いておりました。
長年の夢が叶い、初めてのハワイ島へと向かい、十二ヵ所の聖地で奉納を行って参りました。
それは言葉にもいい表せない、素晴らしい経験をさせて頂きました。
体感温度マイナス20℃、4205M ハワイ島最高峰のマウナ・ケア山頂でも吹かせて頂いた、一つ穴の息吹之笛。(写真の笛)
この笛は、昨年6月から創り続け、丸め続けている、一つ穴の陶器の笛です。
昨年私は、人前で笛を吹き始めて二十年を迎えました。
私の原点でもある、五歳の頃に海岸で、石や、貝を響かせていたそのおもいが、一つ穴の息吹之笛へと導かれて行きました。

月夜の森の真っ暗な蔵の中で、一音の光を感じて頂けたら幸いに存じます。
今年は、出雲大社六十年目の大遷宮、伊勢神宮の二十年目の式年遷宮の御年に、十二年目を迎えらた『月夜の森』、とても喜ばしいことに思います。
その時に、再び演奏に伺えますこと、重ねて感謝致します。
一音の光を皆様と共に、響き感じてみたいと思います。
合わせて、ハワイ島で授かった、小さな溶岩石の響きも持って伺います。
薪をくべた登り窯で、約1250℃の高温で焼きしめられた息吹之笛。
それは、虚空に広がる響きの世界、魂と魂が重なりあう響きの様にも感じます。
この響きを、蔵の中で一緒に体感してみてください。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。

雲龍 拝


撮影 : 河上展儀

雲龍(うんりゅう)

横笛をはじめ土笛、コアガラスの笛、息吹之笛など様々な笛を演奏。
細野晴臣with環太平洋モンゴロイドユニットのメンバーとしての活動。
2007年龍村仁監督映画『地球交響曲第六番』虚空の音の章に出演。
2012年比叡山延暦寺根本中堂にて『地球への祈り』、奈良・天河大辨財天社 復興音楽祭、2013年 出雲大社大遷宮奉祝コンサートに参加。
熊野本宮大社、日枝神社、高千穂神社、薬師寺、高野山他にて献笛を行い、米国・アリゾナ、インド、台湾、韓国、ハワイ島の聖地でも演奏を行う。

LINK: 雲龍 オフィシャルウェブサイト

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