1998

1997.12.30 - 1998.1.11
イマデブカル

バリの細密画展
絵画

バリ島に住む細密画家による作品を展示。
バリ舞踊・ガムラン演奏・影絵・古典舞踊ガンブーなどのライブイベントも同時開催。

協賛グダンガラム
協力深川バロン倶楽部

 

ライブイベント
バリ舞踊・ガムラン演奏/深川バロン倶楽部

 

 

 

 

 



1.15 - 19
真田玲子

Melting Colour
染織

 

 

「溶けあう色」をテーマに、北欧のオーロラをイメージした手染め・手織のテキスタイルを展示。  


2.11 - 16
岸三津江

タイルの家
コラージュによるインスタレーション


 

2.18 - 3.16
石井壽郎


かたまりに傷を印す
かたまりに名を印す
かたまりに絵を印す
かたまりに柄を印す
かたまりに跡を印す


カフェでは特設の棚に100個の球体オブジェ『CORE』とグラフィック作品を展示。

同時開催イベント
Body Decoration
作家本人によるボディペイントを予約制で実施。

さすらう琵琶弾きのしるし方』(3月7日)
薩摩琵琶奏者・友吉鶴心によるコラボレーション・ライブイベント。

 


 

 

4.8 - 5.3
ギャラリー・エフ 1周年企画展
絶対少年
絶対少年展〜なつかしい未来の妖精たち

オブジェランプ

協賛オーデリック株式会社

 

【絶対少年】は工房を持っている。
FRP(繊維強化プラステ ィック)を素材に、街をさまよう『マテリアル・フェアリー』や 『マテリアル・イービル』を製作している。 ラフスケッチをおこし、設計図を描きパーツを作って組み立てていく。 美しいフォルムを誇る古き良き時代の電化製品をイメージさせるボディに、滑らかな羽をたずさえる。生命を吹き込むために電球を内部に組み込む。
ICによって制御された電球は微妙なリズムで点滅しながらやわらかな光を放ち、未来の世界に存在する妖精たちの鼓動を表現している。電源コードが残っているのは電化製品のガラクタから生まれた記憶。

 

その昔、世界がまだ深い森に包まれていた頃、そこには妖精たちが棲んでいた。でも、人間が便利なものをたくさん創っては森を壊し、彼らは住処を失った。

そして今、使い捨てのコンピュータや電気街のウインドウの片隅に積まれた真空管、取り壊されたビルの中に、ガラクタから生まれた妖精『マテリアル・フェアリー』たちは棲んでいる。

 【マテリアル・フェアリー】 photo : Hideki Shiozawa

 

 

ガラクタを生む街には、もう一つの住人がいる。
好戦的な彼らは、人間が日常に追われマテリアルに埋め尽くされるのを見張っている。それが『マテリアル・イービル』。街に飛び出し、人間の目の届かない場所でアスファルトをガリガリと削っては、ガラクタが世界を支配する日を待っている。

 【マテリアル・イービル】 photo : Hideki Shiozawa

展示風景 L)1階 R)2階

photo : Hideki Shiozawa

同時開催イベント
ライブイベント(4月25日)
笛奏者・雲龍『都市に吹く風』

コラボレーション作品
ビデオ/金大偉(映像・音楽)
【絶対少年】初のプロモーションビデオ。個展の映像を中心に、金大偉の美しい自然映像の中をフェアリーたちが飛び回る。

定価3000円/ギャラリー・エフにて販売中

造形作家・絶対少年 http://members.jcom.home.ne.jp/zettai-shonen/

 


5.4 - 18
岡野愛 + Ciel
粉宇宙

点描画/球体関節人形

若手作家による球体間接人形と点描画の二人展。
ドコカで見た風景、道端に落ちていた宝物、いつもそばに在る愛しいモノ。日常に散らばる粉(チリ)のような出来事たち、天から与えられる微細なエネルギーの粒を自らの手で集めては紡ぎ出し、細胞として生命を吹き込む。 ふたりの作り出す心地よいバランス、無限の物語が詰まった『粉宇宙』の中で寄り道しながら遊ぶひととき。

 


ライブイベント
5.22
神田北陽
今まで言えなかったこと

講談


6.17 - 28
Big Eaters

写真

旅が好き、食べることが好き、人に会うことが好きな集団、 ビッグイーターズ。
世界中を旅する彼らが持ち寄った写真がギャラリーを埋め尽くした。


7.1 - 27
鍋島次雄
CHAOS


漆造形作家・鍋島次雄によるインスタレーション。
1階には漆で作られた壺型のオブジェが数点置かれ、天井からしたたる水滴を受け、水琴窟のような音をあちこちで奏でた。

この時期、土蔵の横の空地にビルが建ち、蔵の土壁はその谷間へ姿を消すことになった。
作品から生まれる水滴の音と工事の騒音とが不思議な空間を創り出した。

2階では今までにない音を奏でるオリジナル楽器を展示し、参加者は自由に楽器を手にし、その場の空気感で居合わせた人とセッションを行い、コミュニケーションをはかる空間として演出。
縁台美術作家の荒野真司やグンデル奏者の吉田恒久らが特別参加。

 


 

8. -
中田太陽松本芳実村上哲
しょくしょくしょく

陶器

若手作家による陶器のグループ展。ふだん手に取ることのできない陶器作品を、あえて触れられるようにした参加型の展示。タイトルは「食・色・触」の意。

作品は全て壁面に積み重ねられている。中央には大きな木のテーブルが置かれ、参加者は好きな食器を自由に手に取り、テーブルの上にそれぞれのイメージする「食卓」を作る。誰とどんな時間にどんな場所でどんな状況でどんな料理を食べるのかイメージし、シートに記入、写真に収める。後日作家が選んだ優秀作品には、参加者が選んだ食器セットが全て贈呈された。期間中、実際に食器を使っての試食会も会場内で行われた。

 

 


 

ライブイベント
8.30
柚楽弥衣

ヴォイス・パフォーマンス at Cross Club


言葉にはなれない音を放ち、音にはなれない言葉を紡ぎだす
プラスチックの街が置き去りにした空間 "Cross Club"
変わりゆく光に抱かれて、心と音に耳を澄ます
遙か遠くの夏の日に
別れたはずの自分に会いに行く

ヴォイス・パフォーマー 柚楽弥衣 http://www.yulayayoi.com/

 


 

9.14 - 27
曽田耕
くつ+そのしごと場展

手縫い靴

手縫い靴職人・曽田耕による靴とそのしごと場展。
履きやすい靴をありふれた材料と簡単な手道具で作る。
ミシンを使わずひとつひとつていねいに縫いあわされた靴たち。
1階には靴のショールームを、2階にはその仕事場を再現した。

展示風景 L)1階 R)2階

曽田耕 オリジナル・シューズ www.sodako.com

 


 

9.30 - 10.19
ジム・ハサウェイ
18bridges over the Sumida

墨絵

ニューヨーク出身・上野在住の水墨画家。
隅田川に架かる18の橋をテーマに、東京の心象風景を表現。
アメリカ出身の画家が東洋の手法で描いた東京の下町には、私たちには見えない情景が描かれていた。

江戸時代、人々のこころは川にあった。現代、東京の人のこころはというと、まるで毎日使う通勤電車の中にあるようだ。山手線29駅を描いたときに私が思ったことです。しかし、このことは私に再び現代の東京の人と川との関係を考えさせる結果となりました。 この2年間私は川(隅田川)をスケッチしたり、付近を散策したりしました。そしてそのことは私の興味を川からさらに橋へと導くこととなりました。隅田川には素晴らしい橋が集まっています。それぞれの橋は独特の東京らしい場所にあり、その場所の雰囲気を出しています。また橋の概念は人の心をひきつける魅力的なものです。徳川政府はたくさんの橋を造ることを許さなかったそうです。橋は江戸の安全を脅かすものであったようです。しかし今東京で橋のイメージというのは期待とか希望ではないでしょうか。橋は結びます。人と人を、国と国のあいだを、それぞれの考えのあい だを。東洋が西洋と橋で出会う。それは新しい世界の始まりです。 --- ジム・ハサウェイ

水墨画家 ジム・ハサウェイ http://www009.upp.so-net.ne.jp/ha-ppychild/zindex.htm


ライブイベント
10.25 - 11.15
LiVE MONTH

様々なジャンルのプロ・ミュージシャンによるプレミアム・ライブ月間。

<出演>

高橋クミコ『浅草の屋根の下』シャンソン http://www.puerta-ds.com/kumiko/
大津純子『叙唱〜レシタティーヴォー』ヴァイオリン
磯野テルオ『カタラウタ』アコースティックギター
神田北陽『ひるとよるのあいだに』講談 http://www.bekkoame.ne.jp/ ̄iwahara/

グレッグ・リー『虎徹』ベース http://www12.ocn.ne.jp/ ̄gregglee/
カントリーチャーチカントリー (at BAR)
素川欣也+ローリー・カザス『月夜の尺八』尺八
雲龍『霜月の土蔵に響く風の音』



12.2 - 20
金大偉
幻視と浮遊 Floating and Hallucination

映像インスタレーション

新進映像作家でありミュージシャンでもあるKin Taiiによる空間インスタレーション。
循環 [ Circulation ] をテーマに万物の陰と陽の世界を紡ぎ出す。あらゆる物質が大地から生まれ大地に還るように、モチーフとなる「自然」の映像が様々に姿を変え、また回帰してゆく。テクノロジーにより無限の色を見せてくれるその映像は恐怖を感じるほど美しく、幻想的である。音と映像と光が織りなすアンビエント空間の出現。

photo: Hideki Shiozawa


Kin Taii visual works

ANDROGYNOUS?13:48 min
ANDROGYNOUS?07:48 min

金大偉、1995年の作品。
人形作家、山下信一とコラボレーションした「ANDROGYNOUS?」
性をテーマに幻想的なイメージが広がる「ANDROGYNOUS?」

ギャラリー・エフにて販売中 定価 3,000円

  

映像作家/ミュージシャン 金大偉 http://www.geocities.jp/taiiproject/

 

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